2010年12月12日

社会人になるために税金のことを勉強しよう

就活をしていたときは、OO株式会社の初年給はいくらで、30歳までにいくらもらえるとか
そんな会話をしてました。


00千万稼いで六本木に住もうとか、外車を乗り回そうとか
そんな妄想というか、取らぬ狸の皮算用をしていましたが
私の妄想は重要なポイントが抜け落ちていました。


それは、税金と社会保険です。


社会人の給与明細を見たら
支給額から
1健康保険
2厚生年金保険
3雇用保険
4所得税
5住民税
が引かれています。


支払額の計算は下記の通りです。

1健康保険 約10%(収入によって負担率が変動。半分は雇用者負担)
2厚生年金保険 15%超(毎年増額、半分は雇用者負担)
3雇用保険 1.55%超(0.95%は雇用者負担)
4所得税(0〜40%。累進課税)
5住民税10%


1−3の保険額は【会社からもらう給与】
4、5の税金は【課税所得】に対して、かかります。


ざっくり計算すると

給与が30万円だったら、だいたい
1−3の社会保険が、30万×13%=4万円


4,5の税金は
住民税+所得税=(課税所得)×20%

課税所得= 給与−(控除いろいろ)で計算されるので控除額によってことなりますが

主な控除として
給与所得控除で 120万円
社会保険支払い(1−3の費用)が48万円
基礎控除 38万円
があるので、 これらの控除額を合計すると206万円

課税所得=給与360万円(30万円×12カ月)− 206
    = 154万円

住民税+所得税= 課税所得154万円×15%
       = 23.1万円    

(所得税5%+住民税10%)

月額で割ると、19250円 になります





月額30万円稼いでも、社会保険と税金で6万円も持ってかれます。
ちなみに、この計算では所得税は最低クラスの5%でしたが
給与をもらえば、もらうほど所得税の比率は大きくなり、最大で40%にまで行きます。

そういうわけで、六本木に住んで、外車に乗るのはなかなか難しいわけです。


次回は、じゃーどうやったら所得税の支払いを減らせるのか?
を考えてみたいと思います。


ちなみに、この記事を書くために参考にした本






イラスト・ライター業を務める筆者が税理士に教わりながら、いかにして確定申告をして税金を納めるかを
分かりやすく解説した本。 どういう節税法が良いのか、税理士の生の声がきける。 サラリーマンでも2000万円以上稼ぐと確定申告をしなければならないので、将来高級取りになる予定の人は読んでおくべし。





サザエさんにでてくるマスオさんが、サラリーマンではなく、法人として(会社を設立して)今の仕事を請け負った場合
税金と社会保険の支払いがどれくらい違うのか、という比較をしているのが面白い。
税に対する前提知識がちょっとあると面白いと思う。




posted by 損しない金融知識 at 00:18| Comment(0) | 税金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月09日

【レビュー】 獅子のごとく 

獅子のごとく 小説 投資銀行日本人パートナー (100周年書き下ろし) 黒木 亮




読書感想文です。

結論;黒木亮ファンや投資銀行志望者、2000年代以降の日本の金融業界の出来事をおさらいしたい人は読むべし。



黒木亮とは



で作家デビュー



で外資系の投資銀行マンとして80年代〜2000年代前半を生きた男たちを限りなくリアルに描き
経済系の作家として私が最も好きな作家です。


黒木亮の小説の特徴として
綿密な下調べ、自らの経験を通じて、限りなくリアルな小説を書きあげる点です。また、実際にあった出来事を小説の中に取り入れるので、ニュースが流れた際に、現場ではどのようなことが起きていたのかが、当事者の視点でわかる点に彼の小説の凄さがあります。

実際に、金融機関で働いている人からも絶賛されており、就活サイトでは投資銀行を目指す就活生のバイブルになっています。


さて、『獅子のごとく』ですが
これは、某外資系投資銀行の社長をモデルにした小説で、前半は主人公が日本の銀行を辞めてアメリカで投資銀行に転職して、キャリアを重ね、日本支店のパートナーになるところを

後半は彼が中心となって、M&Aのディールを進めていくところが描かれています。


主人公は、黒木亮の小説では珍しい、違法すれすれのところでも躊躇なく突っ込んでいく利益最優先タイプの人間である点や、西部鉄道や阪急・阪神をモデルにした大M&Aのディールが行われる点
などが見どころです。



posted by 損しない金融知識 at 19:16| Comment(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

負けない投資。個人と機関投資家の違いを見極めよう。

マーケットの大部分(90%)を動かしているのは機関投資家(プロの投資家)であり、彼らの判断によって株価は動く。と『敗者のゲーム』には書かれている。





機関投資家は、ブルーンバーグなどの情報端末や、各証券会社からのアナリストレポート、IRミーティングによって直接経営者と話し合えるなど、情報の点において個人投資家より有利である。

さらに、仕事として時間投資のことを考えていられると言う点において時間的に有利な面もある。


よって情報格差の点から、同じ土俵で個人投資家と機関投資家が戦ったら不利である。



そこで、私は機関投資家である資産運用会社や証券会社にインターンに行って彼らの投資手法を研究して、なにか弱点はないか考えてみることにした。



@流動性、A短期的なパフォーマンス測定、Bリスク管理、C株主優待 

このあたりが弱点になるのかなと思う。

@流動性とは
株の購入単位が大きすぎることで、自分の売買によって株価を変動させてしまうこと。
たとえば、時価総額300億円のドワンゴの株を30億円買おうとしても
株が市場に流れてないので買えない、もしくは、買おうとしても自分の買い注文で購入単価を上げてしまう。

投資家の規模にもよるが、時価総額が低い50億円以下の企業の株は、機関投資家が調べていない可能性が高い。 よって、上記に書いた情報格差が生まれづらい。


A、B機関投資家はプロであるがゆえに、毎年(短いところだと4半期や1カ月ごと)に成績を評価される。
よって、「きっと5年後は株価が大きく上昇しているだろうけど、1年後の株価は半分になる可能がある」ような株を買うことはできない。
また、リスク管理部門という部署が、そのようなリスクの高い投資をしていないか監視している。

一方個人投資家が投資をするのは、自分の金であり、損しても自己責任である。
よってリスクを取りに行くことが可能である(もちろん、できる限り低リスクで高リターンを取りにいけるような戦略を考えるのが重要であるが)。



C株主優待とは
企業が株主に贈る商品やサービス券などのことである。

基本的には、自社の商品(スタバならコーヒー券、オリエンタルランドならTDLのチケット)であるが
図書券やギフト券など自社商品と関係ないものを送る企業もある。


普通、1株はみな平等という原則(株主総会での投票権や配当をもらう権利において平等)があるが
株主優待ではその原則が崩れていることがある。

たとえば、スターバックスでは


ドリンク券 株数
2枚 1株以上
4枚 5株以上
10枚 10株以上
20枚 100株以上

とあるように、株数と優待券の枚数が比例しない(大株主ほど不利)

よって、大規模な資金を持つ機関投資家よりも、個人投資家のほうが有利になるのである。

(そもそも、機関投資家は優待券をもらっても金券ショップで換金するのだが)


このように、機関投資家の弱点を分析して、個人投資家のほうが有利なところで勝負をすれば
投資で損をする可能背は少なくなるだろう。



posted by 損しない金融知識 at 18:07| Comment(2) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。