そんな会話をしてました。
00千万稼いで六本木に住もうとか、外車を乗り回そうとか
そんな妄想というか、取らぬ狸の皮算用をしていましたが
私の妄想は重要なポイントが抜け落ちていました。
それは、税金と社会保険です。
社会人の給与明細を見たら
支給額から
1健康保険
2厚生年金保険
3雇用保険
4所得税
5住民税
が引かれています。
支払額の計算は下記の通りです。
1健康保険 約10%(収入によって負担率が変動。半分は雇用者負担)
2厚生年金保険 15%超(毎年増額、半分は雇用者負担)
3雇用保険 1.55%超(0.95%は雇用者負担)
4所得税(0〜40%。累進課税)
5住民税10%
1−3の保険額は【会社からもらう給与】
4、5の税金は【課税所得】に対して、かかります。
ざっくり計算すると
給与が30万円だったら、だいたい
1−3の社会保険が、30万×13%=4万円
4,5の税金は
住民税+所得税=(課税所得)×20%
課税所得= 給与−(控除いろいろ)で計算されるので控除額によってことなりますが
主な控除として
給与所得控除で 120万円
社会保険支払い(1−3の費用)が48万円
基礎控除 38万円
があるので、 これらの控除額を合計すると206万円
課税所得=給与360万円(30万円×12カ月)− 206
= 154万円
住民税+所得税= 課税所得154万円×15%
= 23.1万円
(所得税5%+住民税10%)
月額で割ると、19250円 になります
月額30万円稼いでも、社会保険と税金で6万円も持ってかれます。
ちなみに、この計算では所得税は最低クラスの5%でしたが
給与をもらえば、もらうほど所得税の比率は大きくなり、最大で40%にまで行きます。
そういうわけで、六本木に住んで、外車に乗るのはなかなか難しいわけです。
次回は、じゃーどうやったら所得税の支払いを減らせるのか?
を考えてみたいと思います。
ちなみに、この記事を書くために参考にした本
イラスト・ライター業を務める筆者が税理士に教わりながら、いかにして確定申告をして税金を納めるかを
分かりやすく解説した本。 どういう節税法が良いのか、税理士の生の声がきける。 サラリーマンでも2000万円以上稼ぐと確定申告をしなければならないので、将来高級取りになる予定の人は読んでおくべし。
サザエさんにでてくるマスオさんが、サラリーマンではなく、法人として(会社を設立して)今の仕事を請け負った場合
税金と社会保険の支払いがどれくらい違うのか、という比較をしているのが面白い。
税に対する前提知識がちょっとあると面白いと思う。